マイページへ
新規会員登録もこちら
皮膚とカルシウム(Ca)の関係
“カルシウムが酵素を活性化”
カルシウムと聞くと堅い骨を作るイメージが強いし、肌とは遠い関係と思われがちですが、肌形成にも大きく貢献しています。
表皮の角質層(一番外側の層)をつくる角質細胞の膜は、他の細胞の膜より厚い『肥厚細胞膜(ひこうさいぼうまく)』と呼ばれます。肥厚細胞膜が作られることで、紫外線などの外からの刺激から守るバリア機能が高まったり、弾力や水分の保持する働きが高まります。
顆粒層で、酵素により肥厚細胞が作られ、角質細胞になります。この酵素は『表皮トランスグルタミナーゼ(TGase)』と言い、この酵素を活性化させるのに必要不可欠なものが、カルシウムです。
つまりカルシウムが足りないと充実した角質層が作られません。肥厚細胞膜を作る工程は、肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)の一環ですので、カルシウムの不足は、新陳代謝の低下につながります。
肌にCaが十分ある場合
- 角質層に厚みがあり、キメが細かい肌。
- 外部刺激に対するバリア機能が高い。
- 水分保持の働きが高まり、潤い・透明感のある肌になる。
- 肌のターンオーバーが適切になる。
肌にCaが不足している場合
- 角質層が薄く、キメが荒い肌。
- 外部の刺激で、肌荒れしやすい。
- 乾燥肌・くすんでいる肌。
- 肌のターンオーバーが遅くなる。
肌にカルシウムを補うには?
カルシウムは食事と肌、両方から摂り入れると効果的です。
◎食事から摂る
カルシウムを一番多く取り入れることが出来るのは、日頃の食事からです。
食事で摂り入れたカルシウムは、骨だけでなく肌など全身で使われれます。
食事で不足している方は、医薬品や健康食品などで不足分をフォローすると良いでしょう。
※ 過度なカルシウムの摂取は、高カルシウム血症を引き起こすので、用法・用量は守りましょう。
◎直接、肌に取り入れる
医薬部外品や化粧品でカルシウムを皮膚から直接補う方法です。
直接補うことで、効果的に肌の状態を整えることができます。
Pick Up Item
マイページへ
新規会員登録もこちら